gooブログから引っ越してきました
もとは漢検ブログ、今は主に古典和歌に関する話題を投稿しています
(旧ブログ名 「漢検一級 かけだしリピーターの四方山話」)

クラシック音楽や、放送大学大学院での学びの話題もときおり ^^

貫之集 172

吉野山

みよしのの よしののやまは ももとせの ゆきのみつもる ところなりけり

み吉野の 吉野の山は 百年の 雪のみつもる ところなりけり

 

吉野山

吉野山は、百年も消えることのない雪がつもるところなのです。

 

 貴人に奉呈した歌ですから、「百年も消えることのない雪」には、めでたいものという含意があるのでしょう。一方で 古今和歌集 0327 には、吉野の雪深さを詠んだこんな歌もあります。

 

みよしのの やまのしらゆき ふみわけて いりにしひとの おとづれもせぬ

み吉野の 山の白雪 踏みわけて 入にし人の おとづれもせぬ

 

壬生忠岑