夜の雲をさまりて月行くことおそし、といふ題を人のよませたまふ
あまくもの たなびけりとも みえぬよは ゆくつきかげぞ のどけかりける
天雲の たなびけりとも 見えぬ夜は 行く月影ぞ のどけかりける
「夜の雲収まりて月行くことおそし」という題詠を求められ、詠んだ歌
天雲がたなびいているようにすら見えない夜は、空を行く月も一層のどかに見えることよ。
秋水漲来船去速(秋の水漲り来たりて 船の去ること速かなり)
夜雲収尽月行遅(夜の雲収まり尽くして 月の行くこと遅し)
を踏まえての詠歌。玉葉和歌集(巻第五「秋下」 第675番)にも入集しています。
遊び心で、この漢詩の情景をメジャーな2つのAI(chatGPT、Gemini)に書いてもらいました。私のイメージにはchatGPTの絵の方がフィットしましたが、皆さんはいかがでしょうか。
それにしてもホントにAIの進化はすごいものですね。


