2023-04-26 貫之集 010 貫之集 六月鵜飼 かがりびも かげしるければ うばたまの よかはのそこは みづももえけり 篝火も 影しるければ うば玉の 夜川の底は 水も燃えけり 六月の鵜飼 鵜飼の篝火の影がはっきりと映っているので、夜の川の底で水も燃えているかのようだ。 「しるけれ」は「しるし(著し)」の已然形で「はっきりわかる」「明白である」意。「うば玉の」は「夜」にかかる枕詞ですね。屏風絵の幻想的な絵柄が目に見えるようです。